藍、最終日に怒涛のチャージで9位タイ
2010/08/02 07:26
3日目、スコアを伸ばせなかったものの、6バーディを奪い調子が右肩上がりになっていた宮里藍。最終日はそのいいリズムを維持したままいっきに18ホールを駆け抜けた。2番でボギーが先行するものの、昨日を上回る7つのバーディで67をマーク。大きく順位を上げ、9位タイでフィニッシュ。
「今日は良いリズムで1日中出来たし、気持ちも焦ることなく1打1打集中して出来た凄く良いプレーでした。カリー(ウェブ)とも4日連続一緒に回って、今までに無く楽しかった。」と、最終日に得意のチャージが成功し、やっと本人も満足のラウンドができたという。
初日に大きく出遅れたときには宮里本人も「初日だけ、珍しく気持ちの切り替えがうまくいかなくて、らしくないプレーだった。ここ数試合の流れのなかで毎週考えていることを整理出来ているつもりだったけど固まっていなくて、自分らしくないところが多々あった。その辺を整理して3日間でカムバック出来たのは良かった」と「全米女子プロ選手権」に続き最終日でのチャージでトップ10入りだ。
これで「全英女子オープン」は、3年連続トップ10フィニッシュ。やはり、相性の良い大会ということは変わりない。今シーズンに入ってから最終日にチャージをするというのが、宮里のプレースタイルとなっている。世界のトッププレーヤーを見渡しても最終日にチャージができ、結果を残せるのは1流選手だけ。世界を代表する選手となった宮里が次に目指すのはメジャー獲り。来年は、日本のファンにメジャーでの朗報を聞かせてくれることだろう。