好相性の全英リコーで、目指すはメジャー初勝利!
2010/07/29 10:52
今季メジャー最終戦「全英リコー女子オープン」。宮里藍の初出場は2004年。この年こそ涙の予選落ちを喫したが、2005年は11位タイ、2006年9位、2008年5位、2009年3位タイと、メジャーの中で抜群の相性の良さを見せる。
今年の会場は2005年と同じロイヤルバークデイル。全英特有の雨風に見舞われた今日は、より実践的な状態でラウンドをできたという。「1番(430ヤード、パー4)、2番(410ヤード、パー4)は今日みたいな風(アゲンスト)だと、パー5みたいな感じになりますね。風が吹いた時にどうするかは、キャディと話して決めたいと思います。最終ホールにつれてパー5が増えてくる(15、17、18番がパー5)ので、その辺で良い終わり方が出来ればなと思います。最初の方は(ボギーを打っても)気持ちにゆとりをもってやりたいです。」と、18ホールという流れの中でのスコアの組み立て方は十分にイメージできているようだ。
「基本的に自分の持っているもので戦うしかない」という宮里。2005年の同コースで行われた時よりも「(プレーの)引き出しは1つ2つは増えていると思います。天気も変わりやすいし、今日みたいにバーッと雨が降って急にやむこともある。そこで、雨、風、暖かさの中で同じプレーが出来るような精神状態を心掛けたい」と、どんな条件でも自身のプレースタイルを崩さないのがこの全英のカギ。昨年の同大会後、米ツアーで4勝を挙げ、技術的にも精神的にも確実に成長している宮里。宮里の強みといえる冷静沈着なプレーでメジャー初勝利を目指したい。