2010年 エビアンマスターズ

藍19位、最終日にノーボギーで巻き返す!

2010/07/26 06:26
最終日、きっちりとスコアを伸ばすのはさすが!

「エビアンマスターズ」最終日、通算1アンダーからスタートした宮里藍が、ディフェンディングチャンピオンの意地を見せた。「やっと良いゴルフが出来たと思います。ノーボギーだし、危なげない内容でした」と満足そうに振り返る。

この日はショット、パットともに安定し、7番パー5でのバーディを皮切りに、11番で2m、12番で30㎝のバーディパットを沈め、最終18番もピンそば1mにつけてバーディで締めくくった。「今日はよりストロークに集中しようと思いました」と宮里。微妙な芝目に苦しんだ今週だったが、最終日に「68」を叩きだし、通算5アンダーの19位タイフィニッシュ。最後にそのモヤモヤを吹き飛ばした。

「思い入れのある試合だし、去年の思いをもう一度感じられたらと思ったけど、それらも邪魔をしてしまう」と、宮里は精神の微妙な揺れと戦っていた。「シンプルだけど、毎週毎週同じことをやるのが難しい。目の前の1打に集中するだけなのに、コースやスコアがシンプルにさせてくれない」。

宮里が見据えるのは、近未来のこと。「(シーズン)終盤は色んな状況が出てくるから、臨機応変に対応してやっていきたい」。賞金女王やプレーヤー・オブ・ザ・イヤー。試合結果がタイトルに直接関わってくるのは、これからが本番だ。

次週は今季の米女子メジャー最終戦「全英リコー女子オープン」。5年前に回ったロイヤルバークデイルがその舞台だ。「久しぶりにピアとリンが来るので、頭の整理をしたいですね」。宮里なりの最終調整でメジャー大会に挑む。

2010年 エビアンマスターズ