2010年 全米女子オープン

藍、第3ラウンドは39パットに沈む

2010/07/11 12:52
ショットは好調なものの、第3ラウンドではとにかくパットに苦しんだ宮里藍/田辺安啓(JJ)

サスペンデッド明けの「全米女子オープン」3日目。第2ラウンドの残り15ホールと、第3ラウンドをプレーする長丁場の戦いに挑んだ宮里藍。第2ラウンドを終えた時点では、首位に5打差の通算5オーバー、19位タイ。まだまだ逆転優勝を狙える好位置で、第3ラウンドを迎えた。

「思いのほか元気だった」という宮里だが、「グリーンは後半のラウンドの方が速かった。グリーンに手こずってしまい、流れを掴めなかった」と、パットに苦しみ続けるラウンドとなる。

前半の4番を3パットのボギーとすると、その後の5番、6番と3連続ボギー。その後もボギーを重ねると、13番パー3では10メートルのバーディパットがグリーンからこぼれるなどダブルボギー。最後まで巻き返しは叶わず、この日「80」でホールアウトし、通算14オーバーの暫定46位タイに後退した。

ショットは好調なものの、39パットという数字がこの日のプレーを物語っていた。「今日はそれがすべて。スピードとラインがなかなか一致しなくて、信頼したストロークができませんでした。このコースで1度流れが決まらないと、こうも変わるのかと・・・」。33ホールをプレーした疲労も重なってか、オークモントの難しさを改めて実感している様子だった。

2010年 全米女子オープン