2010年 全米女子オープン

藍、後半に巻き返して首位に4打差!

2010/07/09 11:51
4番でバーディを決めると、6番、9番でもバーディを奪取。2オーバーとまずまずのラウンドだった

海外メジャー第3戦「全米女子オープン」初日。10番ティからスタートを切った宮里藍は、序盤は左に引っ掛け気味のショットも災いし、つまずく滑り出しとなった。10番ではティショットを左のラフに打ち込むなど、6メートルのパーパットを外してボギー。続く11番でもティショットが左のバンカーに捕まりボギー。出鼻を挫かれる連続ボギー発進となる。

17番ではティショットを左ラフ、続く18番でも左バンカーに入れるなど連続ボギー。前半は4オーバーと、難コースの洗礼を受ける苦しい戦いが続いた。だが、18番のティグラウンドでキャディのミックに「トップからの切り返しが速い」と指摘をされ、「いつものリズムでゆっくり振ろう、と思った」と臨んだ後半。宮里のショットに安定感が蘇る。

4番、6番とバーディを重ねると、8番でボギーを叩いたものの最終9番でバーディフィニッシュ。この日3バーディ、5ボギーの2オーバーに戻し、首位に4打差の22位タイで初日を終えた。

「そんなに大きな傷は無かったけど、難しかった」と振り返る宮里。この日アンダーパーをマークしたのは僅か5人と、世界最高峰のハードセッティングに宮里も手を焼いたようだ。「いつもピンを狙っていくのが自分のスタイルだと思っているけど、ピンポイントで狙っていくとリスクが高くなる。今まで以上に神経は使っていますね」。その上で、「1つでも粘れれば順位は上がっていくと思う」と、粘りのプレーの必要性を説いていた。

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