2010年 全米女子オープン

藍、難コース攻略のポイントは「忍耐力」

2010/07/08 11:06
数少ないチャンスを確実にモノにし、ピンチではできる限り耐えて切り抜ける。これが今週の戦略だ

海外メジャー第3戦「全米女子オープン」開幕を翌日に控えた7日(水)、宮里藍はイン9ホールの練習ラウンドを行った。月曜日にアウト9ホール、火曜日にはイン9ホールをプレー。「何回やっても難しい」と、舞台であるオークモントCCの難度の高さに手を焼いていた。

オークモントは世界的にも屈指の難コースとして知られ、2007年に同コースで開催された「全米オープン」の優勝スコアは5オーバー。「今年のコースが1番難しい。グリーンが特徴的なのでどれだけ2パットで抑えられるか。1つのバーディが来たら、3つ分の価値があると思う。ここはやるべきことをやらないと、簡単に10オーバーは出ちゃう」。好調なシーズンを送っている宮里をして、ここまで言わしめる。

これまでに無いほどの耐えるプレーが強いられるであろう、今大会。宮里も「今週は忍耐力が必要」と、攻略へのポイントに掲げる。だが、強靭な精神力が問われる耐えるプレーは、宮里の真骨頂。「難しいという意識を置いて、目の前の1打に集中できればいい」と心構えを口にする。

今週はコース近くに一軒家を借り、食事は母・豊子さんの手料理。いろいろと食材を持参しているようで、宮里にとって心強いサポートになっている。今週は暑さとの戦いも予想されており、栄養面でのケアも重要なカギを握ることになりそうだ。

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