藍25歳、自身の誕生日を祝う好プレー
2010/06/20 16:38
米国女子ツアー第11戦「ショップライトLPGAクラシック」の2日目となった6月19日は、宮里藍にとっては自身25回目の誕生日だ。
誕生日の意識は「特に無かった」という宮里。しかし、「私はアメリカツアーに来て25歳からが勝負だと思っていた。実際、気持ちも技術も充実して迎えられました」と、日本から米国に勝負の舞台を移し、一時は極度のスランプに見舞われても、それを乗り越えて前進を続けている。
初日を5アンダーの4位タイで終えて迎えた2日目。1番スタートの宮里は、スタートホールで1mを沈めて幸先良くバーディ発進。続く2番ではグリーンを捉えることが出来ずにボギーとしたが、4番でグリーン右手前7ヤードからSWでチップインバーディを奪うと、続く5番では2m、9番でもバーディを奪って、前半3つスコアを伸ばして折り返した。
後半は14番でボギーを叩いたものの、「集中力を切らさずに回れた」と16番で60cm、17番では1mにつけて連続バーディ。後半もひとつスコアを伸ばして、結局この日は6バーディ2ボギーの「67」、通算9アンダーとして、首位と2打差の3位タイと好位置で2日目を終えた。
「コースも短いし、ペース良く回れるかと思ったら、全ショット待ち待ちで、流れを作っていけそうでいけなかった。でも、そういう中でバーディを重ねていけた。気持ち良くスイング出来ているし、パットのフィーリングもいいです」と宮里。3日間競技の為、明日が最終日だが、その差は僅かに2打。米国本土でのツアー初勝利も懸かっている。
「混戦なので、1つでも多く抜け出すのが優勝に近づくと思う。最終組ではないので、自分のプレーをして結果待ち出来れば良いです」と、いつものマイペースでバースデイウィンを狙う。