2010年 サイベース・マッチプレー選手権

2回戦進出の宮里藍「ファーストマッチが1番難しい」

2010/05/21 10:59
普段通りのプレーに徹したという宮里藍が2回戦進出を決めた(Hunter Martin/Getty Images)

米国女子ツアー第8戦「サイベース・マッチプレー選手権」に出場している宮里藍。大会初日の1回戦は韓国のジャン・ジョンと対戦した。「マッチプレーといって自分のプレースタイルを変えたくはないと思っていたので、普段とおりに1ホール1打に集中できるか。相手とか状況に惑わされず、自分をコントロールするのが大事」という宮里は、1番で着実にパーをセーブ。対するジャンがボギーとしたため1アップのリードを奪った。

3番も奪った宮里だが、4番はボギーを叩き1アップに。5番、6番を連取し差を広げるが、7番はジャンが奪う。ホールごとに目まぐるしくスコアが動く攻防となるが、9番ではグリーンの外から約10ヤードでチップインバーディを奪い4アップまで差を広げる。

10番でも3mのバーディパットを決めた宮里が、この日最大の5アップとするが、その後もジャンは粘りを見せて食い下がる。結局、4アップで迎えた15番でジャンがポイントを奪えず勝負あり。3ホール残す4アンド3で宮里が2回戦進出を決めた。

「先週よりはるかに体調もいいし、集中力もいい状態で、求めている集中力が出ているのでそれがいいプレーにつながっています」と話す宮里。今季3勝している余裕か、プレー振りも落ち着いた状態が続く。「ファーストマッチが1番難しい。スタートから手探り気味だったけど、いい緊張感のなかでラウンドができた」と、まずは大事な一回戦を勝ち抜きほっと一安心だが、この勢いで明日以降も勝ちあがることが期待される。

2010年 サイベース・マッチプレー選手権