藍、未だグリーンに対応できず54位タイに後退
予選ラウンドを終え、首位に9打差の37位タイにつける宮里藍。開幕3連勝に向けてビッグスコアが期待された「キア・クラシック」3日目だったが、初日から苦しめられているグリーンにこの日も対応しきれず、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「76」。4ストローク落とし、通算6オーバーの54位タイに後退した。
「あれが入ったら違ったんだけど。なかなか思うように入ってくれなかった」と振り返る、スタートホールの1番パー4。ティショットはフェアウェイ、セカンドもピン手前3メートルにナイスオンと最高の組み立てだったが、最後のバーディパットはカップに蹴られ、グリーンへのマイナスなイメージを拭い去れない。
その後は5番までパーセーブを続けるが、6番で3メートルを外してボギー。7番でも1メートルを外し、3パットによるボギー。さらに9番でも6メートルから再び3パットとし、痛恨のダブルボギーを叩いてしまう。「パットが決まらなくて流れがつかめない1日。ストレスのたまるラウンドでした」。バックナインはイーブンパーにまとめたが、前半の崩れが大きく響く結果となった。
「イメージが合わず、最後までグリーンの読みが合わなかった」と宮里。開幕前、グリーンの第一印象を聞かれ「バンピー(でこぼこ)。でも、みんな同じ条件なので」と答えていたが、未だその対応に苦労しているようだ。首位に大きく離され、迎える明日の最終日。「1日ぐらいアンダーを出したいですね。あれこれ色々なことをやろうとしないで、今の自分のスタイルを大事にしたい。軸がブレないように、自分を見失わないようにしたいです」。次週には、メジャー初戦「クラフトナビスコチャンピオンシップ」も控えている。これまでのプレースタイルやマインドを崩すこと無く、最後まで気持ちを波立たせずに終えて欲しい。