「余韻は無いです」藍、開幕2連勝を目指す！

2010年の米女子ツアー開幕戦を制した宮里藍が、そのままの勢いでシンガポールで開催される第2戦「HSBC女子チャンピオンズ」に出場する。今季初優勝は、「その瞬間が一番実感ありました」という宮里。「今週は今週で余韻はないですね」と、気持ちは既に切り替えられている。

6,547ヤードと距離があり、起伏に富むグリーンに池が絡む。難易度の高いタナ・メラCCガーデンC攻略を前に、「先週よりコースマネジメントに尽きますね」と宮里。「先週はフラットなグリーンだったけど、今週はピン周辺に傾斜がある。イメージを出していくことが大事です」と、今週はショットにさらなる精度とイメージが必要だ。

初日は、今大会歴代チャンピオンのロレーナ・オチョアと申智愛と共に回る宮里。「ペアリングには本当に恵まれています」と嬉しそうな表情を見せる。世界ランク4位でトッププレーヤーの厚遇を受ける宮里だが、「自覚は後から付いてくると思います」と、その地位に慣れるにはもう少し時間が掛かりそうだ。

今週はLPGAメンバー3人の他に、横峯さくら、諸見里しのぶ、有村智恵が出場し日本人選手は6名。「日本人が多いと楽しいですし、昔は日本人は海外で弱いって言われていたけど、色んな人がどんどん出てそういうことは無くなったんじゃないかと思う」と宮里。自ら実践し続けるだけに、その言葉には説得力がこもっていた。