首位浮上の宮里、不動・大山は引き立て役に
2006/09/08 18:00
初日は1ホールを残してサスペンデッドとなり、今朝の6:30から第1ラウンドの続きを行った宮里藍。再開された打ち下ろしの9番パー3をボギーとし、2アンダーで第1ラウンドを終えた。
第2ラウンドのスタート時刻は10時15分。1番パー5を無難にパーで立ち上がると、前半だけで3連続を含む4つのバーディを奪い6アンダーまでスコアを伸ばす。後半は1バーディ1ボギーでまとめて通算6アンダー、暫定首位タイでフィニッシュした。
集中力が違っていた。8番では、不動裕理・大山志保・宮里のティショットが、直径2メートルほどのエリアに並んだ。最初にセカンドショットを放った大山が、ピン下1メートルにピタリとつけると、続く不動はピン上80センチに持ってくる。最後に放った宮里のショットが、2人のさらに内側、50センチにピタリと止まると、ギャラリーからは大歓声が沸き起こった。
「自分は自分だと思っていたので、たまたまです」。宮里はさらりという。
続く9番パー3でも6メートルのバーディパットをねじ込んで右手でガッツポーズを決めた宮里。「朝ボギーで終えているし、距離感も合わせにくい。後半に流れを作るいいバーディでした」と振り返った。
14番でもバーディを奪った宮里は一時7アンダーまでスコアを伸ばした。目標を1日4アンダーに設定していた為、昨日の分も含めもう1つと思ったそうだが、「欲が出た分、後退しましたね(笑)」
同組で回った大山も「パッティングの集中力が凄い」と、宮里のプレーに感嘆する。
「明日からも、ただひたすら目の前の1打に集中するだけ。自分に課したのは、1日4アンダーだけですから」。自信に満ち溢れた宮里がいた。