2006年 ウェンディーズ選手権 for チルドレン

3位タイに浮上し、最終日最終組にも「気負いはないので、気持ち良くラウンドしたいと思います」

2006/08/27 09:00

オハイオ州にあるタータンフィールズGCで開催されている、米国女子ツアー第20戦「ウェンディーズ選手権 for チルドレン」の3日目。8アンダーの8位タイからスタートした宮里藍は、出入りの激しい内容ながらも、この日もスコアを伸ばして通算13アンダー。3位タイに浮上した。

この日の宮里は、3番でセカンドショットがグリーンの手前の傾斜に戻され、縁石の上に止まるトラブル。アンプレアブルとなり、ダブルボギーと苦しい発進となった。それでも「我慢していればバーディが来て流れも変わるはず!」と言うように、5番こそボギーとしたものの、6番で5メートルのバーディパットを沈めエンジンがかかる。7番でも5メートル、8番からはベタピンに攻めて6連続バーディを奪取。パッティンググリップを変えたことで「クロスにして本当に良かった!」と宮里もコメントしたように、グリーン上での心配をせず、次のショットだけを考える集中力も増した。

その後は15番をボギーとするも、16番から上がり3ホールでは、この日の宮里の勢いを象徴するプレーを見せた。17番ではあわやホールインワンの30センチにつけるショットも飛び出し、3連続バーディで締めくくった。

3位タイに浮上し、明日の最終日はロレーナ・オチョア(メキシコ)と直接対決。「彼女のことは人間的にも尊敬しているし、一緒にラウンドするのが楽しみ!」と語る宮里。「最終組ですけど、気負いはないので、気持ちよくラウンドしたいと思います」。この1年間の結果を出すべく、米国女子ツアー初優勝を狙う。

2006年 ウェンディーズ選手権 for チルドレン