「パッティングをもうちょっと頑張ります・・・」次週のメジャーには万全の態勢で挑む
2006/06/05 09:00
ニュージャージー州にあるシービューマリオットリゾート&スパで開催されている、米国女子ツアー第13戦「ショップライトLPGAクラシック」の最終日。単独トップからのスタートで“優勝”の2文字が見えていた宮里藍だったが、スコアを3つ落として通算7アンダーの13位タイに終わった。
宮里は1番をパーとしたが、続く2番で1メートルのパーパットを外してボギー。これで完全にリズムを崩してしまい、4番、7番でもボギーを叩くなど、前半で3つスコアを落としてしまう。後半に入ってからは、10番パー4でバーディを奪ったものの、11番パー3で再びボギーと最後まで調子を取り戻せずに、競技を終えた。
前回優勝を逃した時には、ホールアウト後に号泣していた宮里だが、今回はさばさばとした様子でコメントしてくれた。「とにかくパッティングを、もうちょっと頑張ります・・・。今日はアニカとのラウンドだったんですが、最終18番で彼女がイーグルを奪った時には、やっぱり調子が悪くても凄いんだなあ、と思いました。次はお互いいいプレーしようね、とも言われました。次週はメジャー戦なので万全の態勢で臨みたいです。コースセッティングが難しいので、気負わず戦うつもりです」
勝利のかかった最終日、バーディチャンスがあったにも関わらず、それを決められなかった宮里。もちろん、強いプレッシャーもあったに違いない。課題のパッティングから綻びが出ているのも気がかりだ。次週はメジャー大会となる。厳しい条件下での戦いが予想されるが、本当に強い“藍”の姿をぜひ見てみたい。