課題のパッティングを克服!初優勝へ向けて好スタート
2006/04/28 09:00
米国女子ツアー第8戦「ジン・クラブ&リゾート・オープン」が、フロリダ州、Reunionリゾート&クラブで開幕。強風という難しいコンディションの中、宮里藍は2アンダーの暫定6位タイと好スタートを切った。
午後に入り、アウトからスタートした宮里は2番でいきなりボギーを叩き、一瞬嫌なムードが漂う。それを続く3番のパー5のバーディで払拭すると6番でもバーディを奪取。2アンダーとしたが、8番でまたもやボギー。しかし、9番ですぐさま取り返して、前半を1アンダーで折り返した。後半に入ってからも粘り強いプレーを続けて、最終的には6バーディ、4ボギーでホールアウト。なかでも、4つあるパー5を、すべてバーディにしている点は見逃せない。
好調の原因は、3打目のアプローチ、そしてパッティングにあった。フロリダ地域は気温が高く、グリーンが乾きやすい。いわゆる高速グリーンなのだが、ここで宮里は50センチにつけるなど絶妙なアプローチを見せた。従来まで課題となっていたパッティングも、5メートルほどのバーディチャンスを沈めるなど、上位進出に大きな期待がかかる。
「今日は風と仲良く付き合えました。リズム良くラウンドできて、プレーに集中できたんです。今までの大会では、初日良くてもズルズルと後退することがあったので、今回は4日間この調子をキープしたいですね」
パッティングへの自信が芽生え、ショットも好調な今の宮里にとって、初優勝はもはや手の届く存在。明日以降のプレーにも不安材料は見当たらない。