2009年 LPGAツアー選手権

藍、悪天候による変則日程にも「最後まで自分らしく」

2009/11/22 10:24
前夜は、大会主催のロレックスが開いたパーティに出席。ファーストウィナーの1人として表彰を受けた(Scott Halleran /Getty Images)

初日から悪天候に見舞われている、米国女子ツアー最終戦の「LPGAツアー選手権」。3日目は悪天候によるコースコンディション不良のため、1人もスタートできないまま中止が決定した。この日、第2ラウンドの10ホール目から再開予定だった宮里藍の順位は、通算イーブンパーの暫定32位タイのまま変わっていない。

第2ラウンドの再開に合わせ、午前7時に1番ティで待機していた宮里だったが、スタート見合わせの連絡を聞いてクラブハウスへ引き返し、そのまま午後1時に中止が決定した。競技は54ホールに短縮となる見込みで、第2ラウンドの再開は明日の午前8時予定。36ホールを終えた時点での上位70位タイまでが、18ホール実施の決勝ラウンドに進出する。最終的に、日程は月曜日の予備日までずれ込む見通しだ。

2日目からスタート時間の遅れによる長い待機を強いられているが、もはや宮里にとっては慣れたもの。「試合中なので集中力が切れることはないし、休みつつ、いつでもプレーできる心構えで過ごしていました」と、この日も一旦ホテルに戻り、ジムでウォーミングアップをするなどして再開に備えていた。「まだまだ天気との勝負。試合がキャンセルにならなくて良かったし、最後まで粘り強く、自分らしく頑張りたい」。変則的な日程となったが、最後まで集中力を切らすことなく、飛躍のシーズンに相応しい締めくくりを見せて欲しい。

2009年 LPGAツアー選手権