2009年 LPGAツアー選手権

藍、激動のシーズンもついに最終戦! 有終の美を飾れるか

2009/11/19 11:35
長いシーズンも、いよいよ最終戦を迎えた。有終の美を飾れるか!?(Scott Halleran /Getty Images)

今週は米国ツアー最終戦となる「LPGAツアー選手権」が開催される。出場を予定している宮里藍は月曜日からコース入りする予定だったが、ここでクラブが届いていないハプニング。「月曜日は9ホールを回る予定だった」という宮里だが、クラブが手元に届いたのは夜の9時過ぎ。ホテルで洗濯をするなど、リラックスして過ごしたという。

翌火曜日には11ホールをラウンド。開幕前日のプロアマ戦で18ホールをプレーし、最後の調整を行った。会場では、師事するピア・ニールソンとリン・マリオットと2ヶ月ぶりに再開。「テンションが強いと言われたので、力を抜く練習を昨日(火曜日)はやって、今日コースではいい感じでした」と、開幕に向けての準備は万全のようだ。

「ここ数試合は考え過ぎて、力が入っていることも感じられなかった。気持ち良く振れているのがメキシコにはなかったフィーリングなので、(ピアとリンの指導により)自分のスイングをもう1度感じられて嬉しいですね。それを続けいくことで結果は自然とついてくると思う」。賞金女王争いへの重圧もあったのだろう。忘れかけていた感覚を取り戻せたことで、宮里の表情も明るい。

「まずは自分のフィーリングというか、その日の体調にも合わせてスイングして、1打1打に集中したい」。最終戦は、来シーズンにつなげるためにも重要な意味を持つ一戦。有終の美を飾り、充実のシーズンを良い形で締めくくりたいところだ。

2009年 LPGAツアー選手権