藍、尻上がりに調子を上げて2位タイで終える!
2009/09/07 09:30
「CNカナディアン女子オープン」を、通算6アンダーの6位タイで迎えた宮里藍。初日から3日連続で60台をマークし、22位タイ発進から着実に順位を上げてきている宮里は、最終日もその好調の流れを呼び込み、序盤から安定したプレーを披露する。
「風には慣れましたし、昨日ほどは吹いていなかった」という宮里は、前半の5番パー5で着実にバーディを奪うなど、1バーディ、1ボギーのイーブンでバックナインへ。後半に入ると、スパートをかけるようにバーディ量産体勢に入る。
12番でバーディを奪うと、14番からは3連続バーディを奪って一気にリーダーズボードを駆け上がる。「喉から手が出るほどバーディが欲しかった」という最終18番は惜しくもパーフィニッシュとなったが、この日5バーディ、1ボギーの「67」をマーク。首位のS.ペターセンが独走状態だったため、優勝には5ストローク及ばなかったものの、通算10アンダーの2位タイに浮上して終えた。
「決めなければいけないパットを入れられたし、ショットと絡めることができた」と宮里。「カナダは数回悔しい思いをしていたけど、またトップテンは嬉しいですね。この状態を維持してチャンスがあるところにいられれば、2勝目も来ると思います」。言葉からも、今のプレー内容に対する満足感と、充実している精神状態が伝わってくる。翌週は3日間開催の「P&G ビューティ NW アーカンソークラシック」に出場を予定。「3日間なので、しっかり体を休めます」と、心身を万全の状態にして臨める次戦にも、高い期待が寄せられる。