藍、パットに苦しみ続けるも「良い状態」でメジャー戦へ
2009/07/06 10:40
「コーニングクラシック」最終日を、通算7アンダーの34位タイで迎えた宮里藍。初日から60台をマークと内容は安定しているが、多くのバーディパットを外し煮え切らない展開が続いている。次週の「全米女子オープン」につなげるためにも、課題をクリアして気分良く最終日を終えたいところだ。
だが、「前半は入れに行き過ぎたというか、しっかりラインに打てていなかった」と振り返る宮里。相変わらずショットのフィーリングは良くバーディチャンスにつけるものの、2番で3.5メートル、4番でピン上1メートルと絶好のバーディチャンスを活かしきれない。前半9ホールは全てパー、この3日間を象徴するような、伸び悩む展開で後半へと折り返す。
「ビックリするぐらいパットが入らなくて、笑うしかなかった。(キャディの)ミックと、だったらどれだけバーディチャンスにつけられるかやってみよう、と」。気分を変えて臨んだ後半だが、10番でもピン上1.5メートルにつけたバーディチャンスはカップを逸れる。12番ではピン上4メートルを沈め、ようやく初バーディを奪いガッツポーズを見せたが、その後も13番、14番、最終18番もバーディ逃しのパー。最終的には1バーディで終えるに止まり、通算8アンダーの33位タイでホールアウトした。
パットの課題は残ったものの、ホールアウト後の宮里は前向きだ。「後半はいいストロークができました。フィーリングは良いし、技術的には良いストロークができているので良い状態です」。結果に現れないだけで、技術的な不安は無いことを強調する。次週はメジャー戦「全米女子オープン」。「重い雰囲気があるので、それが自然と集中力を高めてくれると思う。あとは、今のままの自分でやれるかどうか」。大舞台でのパットの復調に期待したい。