藍、淡々とスコアを伸ばし34位タイで最終日へ
米国女子ツアー「コーニングクラシック」に出場している宮里藍。3日連続で60台のスコアをマークし、通算7アンダーの34位に浮上した。しかし、この日も宮里は笑顔も少ない淡々としたゴルフを続けている。
前半の5番で3パットによりボギーが先行してしまった宮里。しかし、続く6番で9mのバーディパットを沈めると、8番パー3ではあわやホールインワンというショットでバーディを奪った。後半は12番、16番と6mほどのバーディパットを沈めてバーディを奪ったが、逆に短い距離のバーディチャンスを生かせず、思い通りにはスコアを伸ばすことができなかった。
「昨日のほうが悔しかったです。昨日はいい集中力とショットとパットがかみ合っているなかで、自分に期待しすぎて後半うまくプレーできなかった。その切り替えが3つのボギーにつながったとミックとも話をしていたので、今日はなるだけミックと話をしようとした。今日はミスしてもすごくいいリズムでラウンドできた」。
今週、宮里に笑顔が少ないのは、ゴルフの調子というよりは、宿泊先のベッドとの相性が良くないことが原因の一つになっているようだ。「昨日ラウンドが終わって(LPGAの)バンに行ってマッサージして、今朝も念のため、やっぱりベッドが合わないので念のためストレッチしてもらいにバンにいったのがよかった」、
遠征の多いツアープレーヤーにとって、ベッドが合う合わないが、そのままゴルフにつながることが多いので、大きな問題だ。首位とは差が11ストローク開いてしまったが、「あまり欲張らず、今の状態で1つ1つスコアを重ねていきたい。スコアが出るコースは出しにいってしまうと空回りするので、自分のプレーに集中したい」。宮里の目標は次週の「全米女子オープン」で自分のベストを出しつくすこと。そのためにも、明日の最終日に納得の行くゴルフをしておきたい。