2009年 ウェグマンズLPGA

藍、我慢を重ね終盤の3連続バーディにつなげた!

2009/06/28 12:10
集中力を高めてラウンドを続ける宮里藍(Christian Petersen/Getty Images)写真はステートファームクラシック時

米国女子ツアー「ウェグマンズLPGA」に出場している宮里藍。大会2日目が悪天候のためサスペンデッドになったため、3日目は朝7時から残りのラウンド行われた。2日目に夕方の17時33分に10番からスタートした宮里は、後半の5ホールを残していた。

2ホール目の6番でボギーを叩いたが、第2ラウンドを終えて3アンダー17位タイと順位を大きく上げてきた。その後、約2時間後に第3ラウンドがスタート。1番で宮里は、2打目でグリーンを捉えきれず、アプローチは3mオーバー。返しのパーパットも決められずボギースタートとなった。

しかし、その後はチャンスホールもいくつかあったが、それ以上に大きなピンチを作らずにパーセーブを繰り返す。13ホール連続でパーセーブをして向かえた15番、ピン下2mからバーディパットを沈め、続く16番は3m。そして17番パー5でも3打目にピン1mまで寄せて3連続バーディを奪う。

終盤の3連続バーディで5アンダーまでスコアを伸ばし16位タイで最終日を迎えることになった宮里。ラウンド後は終盤の連続バーディではなく、5番で1.5mのバーディパットを外したとこから振り返った。「5番はメンタルが今ひとつだった。すごい虫がまとわりついていて自分のテンポが作れなかったことと、ラインのど真ん中にスパイクマークがあったので、しっかりコミットしてできなかったので外れたと思う」。

しかし、流れが作れない中でもうまく気分転換が出来たと話す宮里は、気持ちの切り替えを無意識できることを心がけている。「今日も自分はテストされていると思っていました。どれだけフラストレーションがたまっても、最後まで自分の目標ができるか、と。今日はすごいいい集中力で課題をクリアできたし、こうやって投げ出さないでやっていれば結果につながる。明日もいいテストになると思う」。目先のスコアにとらわれず、自分のゴルフをしっかりと見据えたラウンドを続けることが、今の宮里にとって最優先となっている。

2009年 ウェグマンズLPGA