藍3連続ボギーから復活!「24歳は中堅!?」
米国女子ツアー第13戦「ウェグマンズLPGA」に出場している宮里藍。初日は9時5分のパット・ハースト、ミーナ・リーと1番ホールからスタート。その1番でティショットを左サイドに曲げ、2打目はフェアウェイに出すだけと、いきなりピンチを迎えた。
しかし、3打目のアプローチでピン奥3mにつけると、慎重にパットを沈めナイスパーセーブで切り抜けた。その後は5m程度のバーディパットが決まらず我慢のゴルフが続いたが、8番パー5でボギー。9番も寄らず入らずのボギー、さらに10番まで3連続ボギーを叩き大きく順位を下げてしまった。
「朝はアイアンが飛びすぎて、グリーンも硬かったので距離感が合わなくて、信頼して打てなかった。うーんと思っているうちにドライバーも右に行きだして、モヤっとしたまま前半が終わってしまった」。ここで気持ちを切り替えようとした宮里は、13番でこの日1つ目のバーディを奪うと、それまでとは別人のようにショットがピンに絡み始めた。
続く14番でもバーディを奪うと、16番、17番でも連続バーディを奪った宮里。最終18番ではグリーン手前のバンカーに捕まりボギーを叩いたが、イーブンパーの54位タイで初日のラウンドを終えた。
2週間前に国内女子ツアーに出場した宮里は、沖縄でスイングの調整を行い、前週木曜日に拠点としているロサンゼルスに戻った。その間、24歳の誕生日を迎えたが「23歳になったときよりもいたって普通な感じが・・・。いよいよか、みたいな。23歳のときは「よっしゃ、23になった」と思ったけど。もう中堅ですね。(24歳はどんな年にしたい?)気負わずこのままの流れでシーズンをこなしていければいい。今のまま自然体でいけらいいです」。
自分の年齢を冷静に見つめる宮里は、ゴルフの面でも冷静に自分をコントロールし、この日は3連続ボギーからの見事なカムバックを果たした。気負わずに・・・その冷静な判断を生かし、残り3日間で上位進出を狙う。