ショットの精度が微妙に狂い、42位タイに後退
2007/07/28 10:18
「エビアンマスターズ」の初日を、首位と7打差の37位タイで終えた宮里藍。大会の終盤へ進むにつれて調子を上げていく宮里にしてみれば、まずまずの滑り出しといえるだろう。この2日目、そして決勝ラウンドと順位を上げていきたいところだ。
しかし、「今日はショットがバラついていた」という宮里は、2番パー3のティショットをピン奥7メートルにつけてしまうと、初日と同じように3パットのボギーとしてしまう。直後の3番パー4ではピン横2.5メートルにつけてバーディを奪うも、4番パー4ではティショットをラフに入れるなどしてボギー。さらに続く5番でもボギーを叩く連続ボギーを喫し、波に乗り切れない展開が続く。それでも9番パー5では、第3打をピン下1.5メートルにつけてバーディ。スコアを1つ落とすにとどめて前半を終えた。
「11番のティショットから、上体が起き気味になっていることに気をつけた」という宮里は、徐々にショットの安定性を取り戻していく。14番パー3ではティショットでグリーンをとらえきれずにボギーとするが、16番パー4ではピン下2メートルにつけ、この日3つ目のバーディ。そのまま最終ホールまでをパーで終え、最終的には3バーディ、4ボギーと連日の「73」。通算2オーバーの42位タイに順位を下げてしまった。
調子自体は悪くないはずなのに、結果に結びつかないことに対して「頑張ってはいるんですけどね。なかなか成績が出ないことはよくあるんですけど…」と納得の行かない表情の宮里。明日以降の具体的な目標は掲げず、「明日は上に行くだけ。頑張ります」と話すのがやっとだった。次週にはメジャー最終戦も控えている。残る2日で、微妙な狂いのある感覚を修正したいところだ。