カナダの地で英国での余韻を引きずり大きく出遅れた!
2007/08/17 12:33
スコットランドのセントアンドリュースで戦った「全英リコー女子オープン」から1週間のオフをとり、今週はカナダで試合に挑む宮里藍。その全英でも調整がしきれなかったパッティングが、今週も影響を及ぼしている。
1番でグリーン右端のカラー部分から10メートルの距離を3パットでボギースタート。続く2番もピン上10メートルに2オンしながらも、1.2メートルのパーパットを外し連続ボギーとなった。3番パー5ではピン上50センチに3オンし、バーディを奪うが、この日の見せ場はここだけ。
8番で2打目をグリーン右手前のバンカーに入れると、ピン下1メートルに寄せたがパーパットを決められずボギー。さらに続く9番はピン上6メートルのバーディチャンスから3パットで連続ボギーとしてしまった。
後半、12番ではティショットを左ラフに打ち込み、2打目は木が密集する中に入るなどショットでトラブルを招きダブルボギーを叩いた。それ以外のボギーはパッティングによるミスばかり目立った。
「今日はパッティングにつきます」宮里のその一言が語る限りだ。全英リコー女子オープンでは、長いパッティングをクロスハンドでなく順手で行っていたが、この日は「36」パットすべてクロスハンドで行った。
今の宮里にとって唯一の光明は、新しいドライバーが好調なこと。12番のティショット以外はミスというミスは一つもなかった。それだけに、パットの不調が強調されてしまうが、ちょっとしたきっかけで復調する宮里らしい転換を早く行ってもらいたい。