スコアは気にしない!今はスイング固めとイメージづくりに徹します
2007/09/28 17:04
米国女子ツアー「ナビスターLPGAクラシック」が開幕し、宮里藍は「ステートファームクラシック」以来3週間ぶりに試合復帰を果たした。その3週間前の試合では、自身初の体調不良による途中棄権。その回復振りも気になるところだが、ここ数試合はコメントでも「結果は気にせず・・・」という内容が多いが、シーズンも終盤に入り、結果が必要な時期に入ってきた。
1番ホールからスタートした宮里は、ドライバーでフェアウェイセンターを捕らえると、キャディのミックと笑みを交わし機嫌良くフェアウェイを歩き出した。ところが、ご機嫌だったのは、ここまで。このホールで2オンできず、1.5メートルのパーパットを外しボギースタート。その後はショットが左右にぶれて、バーディチャンスはほとんどなかった。
2番以降は3メートル程度のパーパットを沈めるなどピンチを凌いでいたが、7番パー3でボギー。さらに後半は5つのボギーを叩き、バーディが1つも奪えずに初日のラウンドを終えてしまった。7オーバーは131位タイ、2日目に巻き返しても予選突破は苦しい位置になってしまった。
先週の金曜日から父・優さんが渡米し宮里のスイングをチェックしていた。今回の課題は右肘の使い方。少し力が入りすぎていたことを指摘し、スイングの調整を行った。そして土・日とメンタルコーチのピア・ニールセンのところに2人で出向き、メンタル面での迷いや改善点がないことは確認できた。
周りから見るとショットの安定感がなく、短いパットも外し状態で苦しいラウンドと思うのだが、ラウンドの宮里は「スコアはあまり気にしていません。今は思い切りショットが出来るように調整していますので・・・」。現在のスイング調整は、もうしばらく時間がかかるのかもしれない。