2007年 ホンダ LPGA タイランド 2007

鬼門の2番をパーでクリアし、最終日はイーブンパーにまとめる

2007/10/28 19:06

タイで開催されている、米国女子ツアー第26戦「ホンダLPGAタイランド2007」に出場している宮里藍。今大会は予選落ちがないが、最初の2日間は、15オーバーと大きく崩れたが、3日目は1オーバー、そして最終日にはイーブンパーとスコアをまとめた。

最終日も朝一番のトップスタート。1番パー5でバーディを奪えなかったが、2番をパーでクリアしたことが大きかったとラウンド後に振り返った。これまでの3日間は、セカンドショットでの距離感が合わず、いずれもボギー。序盤でのボギーが3日間波に乗れなかった原因だったと振り返る。

序盤は前日同様ドライバーを封印。しかし、5番でドライバーを握ると左サイドのラフに捕まりボギー。6番ではさらに左サイドに曲げ、ギャラリー用のロープの外まで打ち込んでしまい再びボギーとなった。9番でもボギーを叩き前半は3オーバーとスコアを落とした。

ところが、10番で3メートルのバーディパットを沈めると、続く11番はピン1メートルにぴたりと付けバーディ。さらに12番はピン下6メートルのバーディパットを決めて3連続バーディを奪った。その後は1バーディ、1ボギーという内容で4日間の闘いを終えた。

この日は前半からバーディチャンスにつけるシーンが多かった。3、4メートルのバーディパットを惜しくも外したが、フィーリングを大事にする宮里にとっては、入らぬ焦りよりもチャンスにつけることに納得していた。

次週は日本で行われる「ミズノクラシック」に出場する。米ツアー、日本ツアーから賞金ランキング上位選手だけが出場できる試合だ。シーズン中盤以降、上位に入ることができていないが、日本のコースでどのようなゴルフを見せることができるのだろうか。「来週はフェアウェイが広めなので、あまり神経質にならないゴルフをしたいですね。周りはあまり気にしていませんが、日本のファンには良いゴルフが見せたいと思います」。

日本ツアーも終盤に入り、上田桃子横峯さくら全美貞などの賞金女王争いが激しくなってきた。その日本ツアー勢と今の自分を比較されたくないという心境だろうが、ファンは強い宮里のイメージで追いかけるはず。精神的にも楽な戦いではないが、結果が問われるのは必至だ。

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