2007年 ホンダ LPGA タイランド 2007

復調はまだ遠く…、宮里の苦悩は続く

2007/10/26 20:05
苦しい戦いが続く宮里。復活のきっかけを掴めるだろうか?

「ホンダLPGAタイランド2007」2日目、前日は「79」を叩いて、イライラしてしまったという宮里藍。この日は、「そういうことが無いようにしよう」と、心に決めてティオフした。

立ち上がりの1番で、幸先良くバーディを奪った宮里。続く2番では、第2打をグリーン奥に外したものの、アプローチをきっちりと1.5mに寄せるなど、序盤の流れは悪く無かった。

だが、この日唯一ドライバーを握った3番ホールで、ティショットを右ラフに入れてしまうと、徐々にリズムが狂いだす。2打目は、前方の木に当たって再びラフへ。3打目でグリーンを狙ったが、今度は奥にこぼしてしまう。4打目はミスショットでグリーンに載らず、これをパターで寄せようとしたとしたところ、アドレス後にボールが動いて1打罰。6打目は今度はグリーン手前に転げ落ち、結局7オン1パットの「8」。このホールだけで+4としてしまった。

先週、日本に帰国した際、父・優氏のスイングチェックを受けた宮里だが、父に言われた修正点が自分のフィーリングとは違うという矛盾をはらんでいたそうだ。スイングにフィーリングを合わせるのか、フィーリングにスイングを合わせるのか、宮里の苦悩は続く。

この日も、ホールアウト後は2時間近くドライバーを打ち続けた宮里。「明日はドライバーが当たりますように」。そう祈っているのは、宮里一人だけではないはずだ。

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