宮里藍、逆転優勝へ向け3打差で横峯を追う
2008/11/22 20:07
国内女子ツアー第36戦「大王製紙エリエールレディスオープン」の2日目。宮里藍は初日に日没サスペンデッドとなった17番パー5から、第1ラウンドを再開した。「バーディ発進したい」とスタートから巻き返しを狙ったが、早朝の寒さの影響からか、17番、18番をパー、ボギーとして、いまひとつ調子を上げられない。
第2ラウンドに入った2番パー4では、ティショットを左ラフに入れるが、2打目をピン上1mにオンさせてバーディを奪う。これでチャージが掛かったかと思われたが、5番、11番と2つのパー5で3パットを叩いてボギーとしてしまう。獲りたいホールだけに、「打ち過ぎて2mオーバーを2つしてしまいました」と、苦笑いを浮かべた。
それでも、「フィーリング自体は良いので、そんなに気になる程ではないです」という宮里。13番で、残り159ヤードの第2打を5番アイアンで攻めて、ピンそば5cmにつけてバーディを奪い返すと、15番、16番では難しいパットを決めて本人も納得のパーセーブとする。17番でもバーディを奪った宮里は、結局この日は5バーディ2ボギーの「69」でホールアウト。通算2アンダーの9位タイで2日目を終えた。
首位の横峯さくらとは僅かに3打差。「トップと3打差は良い位置だと思います。先週はチャージを掛けるのが遅かったので、明日は空回りしないようにして前半伸ばせれば、後半チャンスが出てくると思います」と、2年ぶりの優勝も視野に入れた。優勝すれば最終戦の出場権も得られるとあって、明日は宣言通りのスタートダッシュといきたいところだ。