2008年 SBSオープンatタートルベイ

藍、悔しさ滲む予選落ち

2008/02/16 14:12
ショットはフィーリングは戻りつつある。焦らずマイペースで自信を取り戻したい

「SBSオープン」2日目、4オーバー104位タイからスタートした宮里藍は、ノーバーディ3ボギー1ダブルボギーとスコアを崩し、通算9オーバーに後退。開幕戦の予選突破はならなかった。

ホールアウトした宮里は悔しそうに歯を食いしばった。「スタートホールの10番もバーディパットはラインに乗っていたのに打ち切れなかった。あれが入っていたら流れも違っていたと思う」。ショットは好調を維持していただけに、思い通りに行かない悔しさが一層滲んだ。

12番では80cmを2パット、1番ではバンカーからの3打目を1.5mに寄せたが決められず、5番では15mを3パット。「最初の3ホールは考えすぎてしまう事が多くて、自分のフィーリングでやろうとしたのだけど、最後までしっくりこなかった」。集中力が切れたのか、7番ではクリークに入れ、ダブルボギーを叩いてしまった。

それでも、昨年に比べるとだいぶ自信もついてきたという宮里。「来週は父も来るのでパッティングは見てもらえる。今の調子を崩さずにいけば、きっと大丈夫」と、前向きな姿勢を見せた。昨年の開幕戦も7オーバーで予選落ちを喫しており、コースとの相性の悪さを問われると、「苦手ではないけど、“ふんっ!”って感じ。そんなに難しくはないけれど、なんなんでしょうね!?」と、笑うしかなかった。

「いいフィーリングを掴んだショットはいっぱいあった」という言葉通り、全体的に復調気配であることは確かだ。昨年は、翌週のフィールズオープンで3位の好成績を残している。悔しさを晴らし自信を掴むチャンスは、すぐに訪れるかも知れない。

2008年 SBSオープンatタートルベイ