2度のダボに悔しい表情… 23位タイに後退
2008/03/01 19:29
初日の5位タイから2日目で10位タイに落とし、迎えた宮里藍の「HSBC女子選手権」3日目。巻き返しが期待されたが、この日はショットの左右への散らばりが目立った上、「今日はバーディパットが入らず、流れの悪い1日でした」と、初日は噛み合っていたショットとパットに乱れが生じ続けた。
バーディを奪うも勢いは続かず、ボギーを叩いてしまいスコアが伸び悩む展開。その上、3番パー3では風にも苦しめられる。「すごく納得のいったショットでした」というティショットは、「風の計算ミスでしたね」と、グリーン手前の池に吸い込まれてしまう。結局、このホールをダブルボギー。さらに18番パー4でも、ティショットをフェアウェイバンカーに入れ、3パットのダブルボギー。最終的には2バーディ、3ボギー、2ダブルボギーと5つスコアを落とし、通算2オーバーの23位タイに後退した。
ホールアウト後の囲み取材では、悔しそうな表情を浮かべていた宮里。「今日はみんな、そんなに伸びていなかったし、ガマンの1日でした。上に行くチャンスはあったけれど、崩れてしまいました」と言葉少な。昨年の宮里は尻上がりに調子を上げるプレースタイルだったが、やはりまだまだ本調子ではないと感じざるをえない。
「明日はバーディを1つでも多くとって、上位に食い込みたいです」
順位を落としたとはいえ、まだ日本人最上位でもある23位タイ。噛み合いさえ見せれば、まだまだ上位を狙える位置だ。初日の勢いを再現するようなプレーを見せて欲しい。