2008年 クラフトナビスコチャンピオンシップ

進むべき方向が見えた…収穫の多い週末に!

2008/04/07 10:56
「進むべき方向が見えた」という宮里藍。収穫の多い大会となったようだ

今季メジャー初戦「クラフトナビスコチャンピオンシップ」も最終日を迎えた。31位タイの宮里藍は1番ティからスタート。この日を「ショットもパットもフィーリングはいいが、耐えなくてはいけないところを耐えられず、流れを止めてしまった。プレー全体のリズムが苦しかった」と振り返った宮里は、2番パー5、4番パー4ともにパーオンを逃してボギーとしてしまう。その後は「ガマンのゴルフでした」と12番パー4でのボギー1つに止め、この日3ボギーの「75」。通算6オーバーの31位タイで大会を終えた。

しかし、今週を終えて得たものは多かったようだ。「(収穫は)初日の結果だけで十分です。今年も頑張れそうだと、心の底から思えました」と明るい表情で話す宮里。「昨日と今日も調子は良かったんですが、スコアがついてこなかっただけ。一試合一試合、今の状態でやっていけば良いという確信をつかみました」と、表面的には決勝ラウンドでスコアを崩す結果となったが、内面的には確かな手ごたえを感じていたようだ。

また、「平常心も大切だけど、時にはガッツも必要になってくると思う。それを自分のペースで出せるようになればいいな、と思います」とも。来週はメキシコで「コロナ選手権」が開催されるが、宮里は欠場。「マスターズ」を観戦するため、オーガスタに足を運ぶ予定だ。「もちろんタイガーを見たいです。練習場とか見て、どうやって自分のペースをつくるのとか見てみたいですね」。世界ナンバーワンを間近に感じ、自らの成長の糧にする構えだ。

2008年 クラフトナビスコチャンピオンシップ