2008年 ギンオープン

「良い雰囲気を残せたまま終われた」納得の25位

2008/04/21 11:36
最後は次週につながるフィニッシュを見せた宮里藍(撮影:クラフトナビスコ選手権)

フロリダで行われている「ギンオープン」最終日、3日目を終えて通算2アンダー、34位タイとした宮里藍は、最終日は出入りの激しいゴルフとなった。

まずは2番パー3で、ティショットをピンの右2mにつけてバーディを奪ったが、4番では8mから3パットでボギーとしてしまう。だが、6番5m、7番2mと連続でバーディパットを沈め、前半は2つスコアを伸ばして折り返した。

後半に入った10番パー5では、2打目を刻んで、3打目でピン奥2mにつけると、このパットをきっちりと沈め通算5アンダー。14番、16番とボギーを叩いてしまったが、17番パー5では、グリーン手前にあるバンカーから、砲台状のグリーンに向けて、「20回打って1回出るかどうか」というショットでピン奥3mにつけて、バーディ奪取。「すごく良かった」と笑顔を見せた。

結局この日は、5バーディ3ボギーの「70」で回り、通算4アンダーの25位タイ。優勝争いに絡むことは出来なかったが、本人は納得の表情を見せている。「少しずつ、自分のことだけに集中できている。今年の初めから考えれば、2,3歩は前に進めている。所々力が入ったりすることもあるけれど、流れが悪くても自分の世界に戻って来られるようになった」。

その視線は更なる先を見つめている。「今は10年くらい先を見据えてやっているので、焦りはないです」。シーズンも3年目に入り、じっくりと腰を据えて戦い続ける宮里。今はしっかりと土台を作る時期なのかも知れない。

2008年 ギンオープン