後半ショットがばらつくも、好調なパットで2アンダー発進
「ギンオープン」初日。宮里藍は「力が入り過ぎないように、寒さに気をつけていた」という早朝のスタート。1番から6番ホールまではパーでまとめ、まずまずの立ち上がりを見せると、7番と9番でバーディを奪い、前半を2アンダーと好調なスタートを切った。
しかし、後半からは気温が上がり、風が吹き出すと、宮里のショットにばらつきが出始める。10番では4mを沈めバーディを奪うものの、11番ではティショットを右バンカーに打ち込み、この日初めてのボギー。続く12番はバーディ、13番ボギーと出入りの激しいゴルフとなる。その後、16番はボギーとするものの、最終18番をバーディで終え、トータル2アンダーとした。
宮里は「(後半は)ショットのばらつきがあったけど、波があるということはスコアが出る兆し。ボギーも惜しいところだったし、気持ちの切り替えも出来た。前に進めているし、自信を持ってプレーできている。4日間だとばらつきはあるかもしれないけど、1打1打は良くなっている」と語った。また、ショット前に跳ねたり、手首を回すなどしていますが、の質問には、「力が入り過ぎないようにしています。特に良いパーセーブをしたあとなど、知らずに力が入ってしまうので」と、試合前に話していた、「グリップに力が入ってしまう」という課題に対応していた。
昨日の練習で修正したパッティングは、「イメージとタッチがあってきているし、良いフィーリングのままいけたらいい。(グリーンは)朝は止まっていたけど、明日は午後スタートなので、乾いたら早くなると思う」と感触は良いようだ。
この大会での抱負を聞くと、「1年目は優勝を意識しすぎて失速した。去年はコースの攻略を意識しすぎて自分のプレーにいらいらした。今年は自分らしく回れている。無理せずチャンスを作っていけている。グリーンセンターをあえて狙ったりして、自分を抑えることが出来ている」と、自信をのぞかせた。