2008年 ギンオープン

改めて米ツアーの厳しさを実感。悔しさをバネに大会に挑む

2008/04/17 13:56
きっかけを掴めば上位進出も出来そうな宮里藍(撮影:クラフトナビスコ選手権)

先週はメキシコでの「コロナ選手権」に参加せず休養、マスターズを観戦した宮里藍。今週はフロリダで行われる「ギンオープン」に出場する。水曜日はプロアマ戦が開かれたが、宮里は出場できず、ウェイティング(欠場選手が出た場合に出場。練習はできる)となった。常にプロアマ戦に出場してきた宮里としては、悔しい気分を味わうこととなった。しかし、「がんばれないと下に落ちてしまうのは分かっていたこと。ポーラ(クリーマー)やアンジェラ(朴)も出られなかったのには驚いた」と語り、「でも、練習が出来てよかった」と、調子が上向きなだけにポジティブに考えているようだ。

パッティングでは、先々週に行われた「クラフトナビスコチャンピオンシップ」で問題があった、「ハンドアップしてヒールが浮くという問題が修正でき、良くなっている」と宮里。今週のコースは「グリーンの芝が揃っていないので切れたり、切れなかったりして難しい」ということだが、パッティングの状態が良くなっていることで、活躍が期待できそうだ。また、ショットは好調とのことだが、風が強くなると、「グリップに力が入ってしまうので、注意しないといけない」と警戒した。

コースの風は相当強いようで、クラブセッティングに関しては、「180Yのパー3で、5番ウッドでも届かなかった。5番アイアンを抜いて、ウッド系を増やすかも」と話している。今週の「ギンオープン」は2006年大会で、最終日、最終組で回り優勝争いをして5位に入った思い出深い大会。プロアマ戦に出られなかった悔しさをバネに、良いイメージのある大会で好成績を期待したい。

2008年 ギンオープン