全米女子OPより難しかった… 11位タイに後退
2008/05/04 19:58
「セムグループ選手権」3日目。この日も連日の強風により、スコアを落とす選手が続出。スコアを落とさず、耐えた選手が浮上する、まさにサバイバル戦の様相を呈している。その状況を歓迎している宮里藍。首位と3打差で迎えた決勝ラウンド、何とか上位をキープして最終日につなげたいところだ。
予選ラウンドに比べて風の強さは収まったように思えたが、「今日は風が難しかった」という宮里。3番パー4ではティショットを左に曲げてボギーとする。加えて「ピンポジションが難しい位置に切られ、ラインの読みが難しかった」とパットにも苦しみ、4番パー4では3パットによるボギー。5番パー5でバーディを奪ったが、8番パー4でもティショットが乱れてボギーとし、1バーディ、3ボギーで後半へと折り返す。
気持ちを切り替えたいところだったが、10番、11番と連続ボギー。特に11番パー4は、木がスタイミーになっている難しい2打目をグリーンに乗せたにもかかわらず、3パットによるボギー。「悔しかった。気持ちの整理に時間がかかった」。すると、続く12番でもボギーを叩き、痛恨の3連続ボギー。一気に7オーバーまでスコアを落としてしまう。しかし、「リーダーズボードを見て、それほど順位が下がっていないことを知り、自分だけが苦しいのではないと割り切れた」という以降は、1バーディ、ノーボギー。最終的に通算6オーバーの11位タイでホールアウトした。
「今日は全米女子オープンより難しかった」という言葉が、いかに苦しい精神状況だったかを物語っていた。首位とは9打差と大きく離されたが、「トップ10には入りたい。もう1日、ガマン勝負ですね。やっぱり、明日も風が吹いて欲しい。チャンスがあると思うので」と、新たな目標を打ち立てていた。