2008年 サイベースクラシック

パットが決まってくれなかった…42位タイで終える

2008/05/19 11:00
来週のオフでリフレッシュして、新たな気持ちでツアーに臨む(Travis Lindquist /Getty Images)

「サイベースクラシック」最終日を10位タイの好位置で迎えた宮里藍。スタートホールの1番パー4、いきなり1.5メートルのバーディチャンスにつけ、最高のスタートを切るかに見えた。しかし、ボールは惜しくもカップを逸れてしまい、パー発進。「いい流れをつくれると思ったのに、あれが大きかった」と振り返った宮里は、その後もパットに苦しむ展開が続く。

3番パー3では右10メートルに1オンさせるも、1メートルのパーパットを外し、3パットのボギー。「とにかくパットが入ってくれなくて、ショットも段々と崩れてしまいました」と、その後はプレー全体にも悪影響が及ぶ。バーディが欲しい7番パー5では、ティショットが右のバンカーへ。5オン、1パットのボギーとしてしまう。

後半に入っても流れは変わらず、11番パー5でも4オン2パットのボギー。17番パー3でも4メートルのパーパットを外してボギー。最終的にノーバーディ、4ボギーと4つスコアを落とし、通算1オーバーの42位タイで競技を終えた。

ホールアウト後、「パットが入りませんでした。それだけです。入れに行く気持ちが強すぎて、気持ちが先走り過ぎましたね。最後まで修正ができませんでした。我慢しないと」と、メンタル面での問題を指摘した。しかし、「すべてにおいてフィーリングが良くなっていて、スコアを出せるようになっています」と技術面での不安は抱いていない。次週の「LPGAコーニングクラシック」は欠場し、翌週の「ギントリビュート」から出場する。1週間のオフで、課題に挙げる「100ヤードのショットと、パット」の精度をどこまで仕上げてくるか、楽しみだ。

2008年 サイベースクラシック