2008年 ギントリビュート

宮里、納得のプレー「凄く良かった」

2008/05/31 14:46
精神的な安定がスコアに繋がる日は遠くないはずだ(撮影:HSBC選手権)

ギントリビュート2日目、立ち上がりの2番パー3で4.5m、続く3番パー5では1.2mとピンに絡めて連続バーディを奪った宮里は、7番でパーオン出来ずにボギーとしてしまうが、11番パー5ではピン上3mを沈めてバーディを取り返す。15番でボギーを叩き、結局この日は3バーディ2ボギーの「71」でホールアウトし、通算3アンダーの34位タイで2日目を終えた。

数字だけを見れば、平凡な内容に映るが、ロングパットはことごとくカップを覗き、ほとんどが“お先に”のパーセーブ。また、バーディチャンスも多く作り出している。調子の良い時のパッティングが戻りつつあり、一時はクロスハンドグリップにしていたが、それも遠い昔のように、順手でもフィーリングが出てきている。

「昨日と同じような精神状態でプレー出来たのが、凄く良かったです。(スコアに対する)フラストレーションは全く無いです」という宮里。ラウンド中の落ち着きも見られ、ホールアウト後は1時間程軽く練習をして、すぐに引き上げるなど、これまでとは違った余裕が感じられるようになってきた。

「この2日間が今週の勝負になると思っていました。3日目、最終日も自分をコントロールしていけば、次のメジャーに向けても良い調整になると思います」と、次週行われる「マクドナルドLPGAチャンピオンシップ」を意識した発言も出るなど、不調から抜け出し、一回り成長した雰囲気を醸し出していた。

2008年 ギントリビュート