2008年 ウェグマンズLPGA

藍、2打差3位で決勝ラウンド「良いプレーが出来た」

2008/06/21 12:18
目の前の1打1打の積み重ねで上位進出を目指す宮里藍(撮影:マクドナルドLPGA選手権)

「ウェグマンズLPGA」初日を通算4アンダーの首位タイで終えた宮里藍。大会2日目は13時16分という遅い時間からのスタートとなった。宮里がスタートする頃には、午前組はほぼホールアウト。中でも、この日「65」で回ったモーガン・プレッセルが通算10アンダーとスコアを伸ばしているのが確認できた。

「モーガンが良いプレーをしていたし、どうしても伸ばしておきたかった」という宮里。だが、出だしの2番ではティショット直後に手を放すミスショット。大きく左に曲げて、ボギーとしてしまう。続く3番でも、第2打でグリーンを捉えることが出来なかったが、そこから12ヤードをチップインバーディ!自ら流れを引き戻した。

7番パー3は、ピン上1.5mを沈めるナイスパーで乗り切ると、迎えた8番パー5。ティショットはまたしても左のラフにつかまるが、フェアウェイに出した後の残り188ヤードの第3打をU3で5mにつけるナイスショット。このパットを沈めてバーディを奪った宮里は、珍しくガッツポーズで気合を見せた。

「前半は我慢のプレーが続いていて、でも我慢していたら後半は良いリズムになると思っていた」という宮里。その言葉通り、後半はショットも切れを取り戻し、11番、16番とバーディを奪うと、最終18番では残り165ヤードを5Iでピン下20cmにつけてバーディフィニッシュ。後半は3バーディノーボギーと安定したプレーを見せた。

結局、この日「68」で回った宮里は通算8アンダーで、首位と2打差の3位タイ。好位置につけて決勝ラウンドに駒を進めた。

「4アンダーは毎日の目標でした。ずっと手ごたえがある中で、なかなか成績が出せなかったけど、昨日今日は本当に目の前の1打1打に集中できた。明日はムービングデーなので、みんな伸ばしてくると思うけど、そういう中で周りに捉われずに淡々と自分のプレーをしたい。引き続き4アンダーが目標です」。最近はスコアを意識したコメントは少なかった宮里だが、今週は“4アンダー”という具体的な目標を示している。それが、何より今の宮里の手応えを物語っているのだろう。

2008年 ウェグマンズLPGA