2008年 ウェグマンズLPGA

藍、誕生日にノーボギーで首位タイスタート!

2008/06/20 12:13
ショット・パットともに好調。気持ちを制して悲願の初優勝を掴み取れるか!?(Hunter Martin/Getty Images)

米国女子ツアー第16戦「ウェグマンズLPGA」初日の6月19日は、宮里藍の23回目の誕生日だ。この日は、7時26分という早いスタートだった宮里。冷たい風が吹く肌寒い天気となったが、初日は4バーディノーボギーの危なげない内容で終え、通算4アンダーの首位タイという絶好のスタートを切った。

「早い時間のスタートなので、グリーンの状態は良かった」という宮里。ドライバー、アイアンの精度も高く、序盤から多くのバーディチャンスを作り出す。10番スタートのこの日、最初にスコアが動いたのは16番。第2打を6Iでピン下5mにつけてバーディを奪うと、これをきっかけに18番、そして折り返した直後の1番でもバーディ奪取。4ホールで3つのバーディを奪い勢いを感じさせた。

「良いリズムをキープ出来、沢山バーディチャンスにつけられた」という宮里は、その後も8番パー5で3打目をピン上4mにつけてバーディを奪うと、最終9番でもピン下3mにつけるバーディチャンス。だが、「カップに入れようという気持ちが強すぎた」と、このパットはカップをかすめ、結局この日は4バーディノーボギーの「68」。単独首位とは行かなかったが、7人が並ぶ首位タイで初日を終えた。

「自分の世界を守れたので良かったです。誕生日に良いスタートが切れました」と納得の表情の宮里。「でも、自分と向き合ってゴルフを組み立てていくのは難しい。今日は出来たかなぁと思うけど、楽にこのスコアを出したわけじゃない。やっと目の前の1打に集中出来ている自分がいて、やるべきことをやって終わった」と、油断はしていない。

「まだ初日だし、今日が良いからといって、このあと続くかが問題」と、最終的には4日間終わった時にどうなのかが大切だ。「自分の世界を毎日キープ出来れば勝てると思うし、結果にとらわれず毎日やることが大切」と、初優勝に向けての好スタートも、現時点ではただの初日の結果に過ぎない。

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