2008年 全米女子オープン

藍、絶好調宣言!「こんな良い状態は今までに無い」

2008/06/26 12:07
練習ラウンド中、友達を発見し手を上げる宮里藍

今年が4回目の「全米女子オープン」出場となる宮里藍。昨年の不調を脱出しつつある宮里にとっては、今回は過去最高の状態で迎えられる「全米女子オープン」となりそうだ。

前日の予告通り、この日はアウト9ホールで練習ラウンドを切り上げた宮里。体力温存とともに、「やりすぎて良いフィーリングを無くすのも嫌なので」と、今の状態を維持する狙いもある。「調子が悪いわけじゃないし、大きな問題点は無いので、体を休めるのが大事」と、本番に向けてはすでに仕上がっているといえる。

今大会の開催コースは大会史上最長だが、長いパー3がある一方で、トラップのある短いパー4やパー5があるなど、戦略性が高くなっている。決してロングヒッター有利という訳ではなく、それよりも正確性が要求されるコースといえる。

「コースが難しいのは十分承知しているけど、フェアウェイに打って、グリーンに打っていくだけ」と、今の宮里にとって、やることはシンプルだ。「気持ちを切らさずにやることが大事」と、いつもの落ち着いた雰囲気で話した。

キーワードは「忍耐」だという。「我慢するプレーは好きだし、アメリカに来てそれは当たり前になってきた。耐えることは得意分野だと思います」と頼もしさを感じさせる宮里。開幕を翌日に控え、「こんなに良い状態で迎えることは今までにないので、楽しみです」と期待を持たせる。自身との折り合いさえつけば、結果はおのずとついてくるはずだ。

2008年 全米女子オープン