「アグレッシブに行った」藍、4連続バーディで10位発進!
昨年の同大会は、最終日に涙を見せつつ途中棄権。不調のどん底まで落ちた宮里だったが、1年を経てあの時を克服しつつある。「あの経験でゴルフの幅が広がった。曲がっても動じなくなった」と、宮里は言う。1年ぶりに挑んだ「ステートファームクラシック」初日、宮里は10位タイの好スタートを切っている。
最初にスコアが動いたのは3番。ティショットを大きく左に曲げて、2打目はフェアウェイに戻すだけ。3打目でもグリーンをショートし、寄せて1パットのボギー。6番パー5で4mを沈めてバーディを奪ったが、「前半は流れもあって我慢しなきゃいけなかったけど、よく我慢できた」と、イーブンパーで折り返す。
「後半は絶対4つ伸ばしてやろうと、アグレッシブにいった」という宮里は、その言葉通りのプレーを見せる。まず10番でピン右下2mにつけてバーディを奪うと、続く11番は5m、12番は3m、さらに13番では1.5mにつけて4連続バーディ奪取。「後半になって、フィーリングが良くなって、リズムも良くなってきた。アイアンのラインだしも良くなった」と、ショットをことごとくピンに絡める。締めくくりは18番。ティショットはやや左だったものの、ここからピンそば2.5mにつけてバーディフィニッシュ。「ファーストカットからだったけど、グリーンの転がりも計算出来た」と会心のバーディに笑顔を見せた。
先週は試合を休んだ宮里。「体調はばっちりです。ショット、パットのフィーリングは良かったので、それを維持する感じで水曜日くらいから練習していた」と、マイペースの調整でリフレッシュ出来ている。去年とは比べものにならない精神状態で、リベンジに臨む宮里。「明日はもう1度、新しい1日だと思ってやりたい。トップは思いのほか伸ばしているので、自分もそれくらいは出すつもりでがんばりたい」と、上を見つめた。