2008年 セーフウェイクラシック

グリーンに苦しむも、「明日は大丈夫!」

2008/08/23 16:11
スコア以上に手ごたえを感じている様子の宮里。噛み合えばビッグスコアも出る雰囲気だ。(撮影:全米女子OP)

米国女子ツアー第24戦の「セーフウェイクラシック」が、オレゴン州にあるコロンビアエッジウォーターCCで開幕した。先週は予選落ちを喫してしまった宮里藍だが、今週に入っても引きずる様子はなく、新たな戦いに集中している。

1番スタートの大会初日、宮里はいきなり2mのバーディチャンスにつけたが、これを決められず、続く2番パー3ではティショットがグリーン左のバンカーに捕まりボギーとしてしまう。3番でピン下7mのバーディパットを沈めてガッツポーズを見せた宮里。その後も好調なショットを武器に次々にチャンスを作る。5番で3m弱、7番1m、9番1m。だが、「グリーンに大きな傾斜が無くて、逆に見えない傾斜の影響が大きかった」と、グリーンの読みに手間取り、8番でピン上1mを沈めたのみ。

折り返した後半は、11番でバーディを奪ったものの、続く12番では3パットのボギーとするなど、1バーディ2ボギー。結局この日は、3バーディ3ボギーのイーブンパー、56位タイで初日を終えた。

先週からのパッティング不調を克服するため、今週はグリーンの傾斜や芝目をヤーデージブックに書き込み、試合中に確認する場面が多く見られた。「こっちにきたらイメージを大切にしようと思ってあまり書いていなかったけど、迷った時に見ようと思って」という宮里。「でも、書いていないところが多かったです(笑)」。

他にも、入るときと入らないときの違いとしてパッティングルーティンのリズムを上げ、「入るときは良いテンポで決め打ち出来ている」と、自己分析。ショットの調子は引き続き良いだけに、明日もバーディチャンスは多そうだ。「今日は伸ばしても良い内容だったので、明日も引き続きそれが出来ればよいと思います。明日は大丈夫です!」と、きっぱりと言い切った宮里が印象的だった。

2008年 セーフウェイクラシック