2008年 ロングドラッグスチャレンジ

疲れと強風が行く手を阻み、「集中力を高められなかった」

2008/10/13 21:06
最終日、蓄積された疲れが一気に出てしまった宮里藍(Robert Laberge /Getty Images)
※画像はCNカナディアンオープン時

「ロングドラッグスチャレンジ」最終日は、朝から舞うような強風が吹き荒れる最悪のコンディション。グリーンも硬さを増した影響でスコアを落とす選手が続出する中、25位タイからスタートした宮里藍も厳しい戦いを強いられた。

先週は「日本女子オープン」に出場とタフなスケジュール、その中で初日、2日目と高い集中力を維持し続け、「スタート前から集中力をなかなか高められなかった」という宮里。「始めの2ホールでタイミングが合わず、ショットがぶれていた」と、出だしの1番パー4で2打目をバンカーに入れてボギー。2番パー4でも2打目をバンカーに打ち込み、3打目もグリーンに届かずダブルボギーとしてしまう。

その後もボールが風に流される影響に重ね、「集中力が戻らず、少しずつミスが重なった」と、4番、8番とボギー。9番パー5では5オン2パットと再びダブルボギーを叩き、前半だけで7オーバー。それでも「前半は行くところまで行ってしまったので、もう一回スコアメイクをし直そう」と臨んだ後半はリズムを取り戻し、15番でボギーとした後の16番パー3はバンカーからの2打目をピン上2メートルにつけてナイスパー。17番パー4では2打目をピン右3メートルにつけてバーディを奪うなど、パープレーで凌いだ。だが、結果的には通算9オーバーの43位タイに後退。不本意な内容で大会を終えた。

ショットに関しては「日本から引き続きフィーリングは良い」という宮里。来週は、ハワイで開催される「カパルアLPGAクラシック」に出場を予定しているが、「まずは体を休めます」とコンディションの立て直しを図る。現在、最終戦「ADTチャンピオンシップ」の出場権争いの渦中にいる宮里。「調子自体は良いし、マウイは初めてなので楽しみですね。頑張ります」と、気を引き締めていた。

2008年 ロングドラッグスチャレンジ