日本での成績を自信に初日イーブンパー!
8月末に開催された「セーフウェイクラシック」から1ヶ月半、4試合ぶりの米ツアー参戦となる宮里藍。9月は日本に滞在し「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」と「日本女子オープンゴルフ選手権競技」の国内メジャー2試合に参戦。初戦は7位タイに終わったが、女子オープンでは粘りのゴルフで1打差の2位タイに入りギャラリーを沸かせた。
その宮里が米ツアーに戻って感じたこと。それがギャラリーの声援の数だった。1ヶ月半ぶりの米ツアーだが「久しぶりという感じはしないですね。自分のペースでゴルフができていますし、調子も悪くないので・・・。日本ツアーのほうが盛り上がっているのかな。特に自分に対する声援の数が圧倒的に違いますよね」。米ツアーで戦う宮里は、いわば外国人選手のため、宮里を応援するギャラリーは極めて少ない。それでも、自分なりにモチベーションを上げて戦っていくと話す。
大会初日は3バーディ、1ボギーとダブルボギーが1つ。8番のダブルボギーは、2打目がグリーン手前のバンカーに捕まり、それが目玉状態。4オン、2パットとなってしまったが、この日のラウンドは安定感が随所に見られた。
特に安定していたのはドライバーショット。ラウンド後に今一番安心して打てるクラブはという質問に「ドライバーですね!」と、今季の宮里からは決して出てくるとは思えない言葉だった。それほど自信を持って答えられるのだから本当に調子は良さそうだ。自信という意味では、先週日本で好成績を上げたことも1つの要因になっている。
「やっぱり日本のコースはメンテナンスがよいですよね。米国だと、コースによって差が大きいので、自分のミスなのかコースのせいなのか判らなくなることがあります。なので、日本で試合に出て結果を残せて、今まで自分がやってきたことが間違えではないということを確認できました」。
明日の2日目は、初日の好天から風の強い1日になると予想されている。今の宮里ならば、気象条件がどうあれ、自信を持ったショットで耐えるゴルフを続けられることだろう。シーズンも終盤となってきたが、今週、そしてその次と更なる好結果を生み出す勢いが感じられる。