藍「パー5で良い流れを作れなかった」

先週に引き続いての米ツアー参戦となる宮里藍。今週行われる「カパルアLPGAクラシック」、そして日本開催の「ミズノクラシック」で上位に入り、最終戦「ADTチャンピオンシップ」の出場権獲得を決めたいところだ。

大会初日は10番スタート。このパー5は、ティショットを左のラフに入れてしまい、4オン2パットでボギーとしてしまう。続く11番もグリーン奥にこぼして連続ボギー。しかし、12番でグリーンを外すも、アプローチで1mに寄せてナイスパーセーブとすると、徐々にペースを掴み始める。15番パー5でバーディ奪取。しかし、インコースで3つ目のパー5となる18番は、2打目でグリーン手前の花道まで運んだものの、アプローチを寄せ切れず、もったいないパーとした。

「パー5で良い流れを作れなかった」という宮里。折り返した後半は1バーディ2ボギーで回って、結局この日は「74」。通算2オーバーの60位タイとやや出遅れるスタートとなってしまった。

「悪くない1日だった。この風の中ではまあまあです」と、強い風が吹く中で我慢のゴルフが出来たことに、宮里の自己評価は悪くない。自身のゴルフへの手ごたえもあり、「こういう風の中でも1つか2つは伸ばせると思います」と、明日は反撃に転じる構えだ。「明日も風が吹いてくれた方が良いですね。多少出遅れてしまったし、我慢比べの方がチャンスが有るので」と、上位進出を目指す宮里は、ちょっぴり天の助けも借りたいところだ。