1年間の成長を確認!次週の沖縄は優勝か!?
昨年の米国女子メジャー「全米女子プロ」に並ぶ自己ベストタイの3位タイフィニッシュ。ホールアウト後の第一声、宮里藍のコメントは歓喜の声ではなく、いつにもまして冷静だった。
「1番のティショットをミスしてからドライバーのフィーリングが良くなくて、流れを作れず、我慢してパーセーブする展開でした。この2日間と違って、アプローチをしっかり寄せて、我慢してチャンスを作って、前半はフィーリングがしっくりこない中で、しっかり我慢できたなと思います」。
前半の我慢が後半に繋がった。フィーリングが良くなったのは6番でのティショットが当たってからだと振り返る。「ま、ボギーを打ってるわけじゃないし、ティショットのミスはセカンドでカバーできるし、そういう気持ちで回ってました。今日は淡々とスコアを伸ばせました。最終日にこれだけ淡々と回れたのは、この1年間の収穫ですね。これを最終組になっても出来ればと思います」。
「今日は短いのを2つ外してるし、そういうのをしっかり決められれば、優勝に近づくと思います。「チャンスをものにする」ってことは、昨年から言ってますが、それは変わらないですね」。13番パー5など、スコアの伸ばしたいホールでバーディパットを決められなかったのだ。
「今日は伸ばすしかないと思ってました。トップ5には上りたいと思っていたので、5つは伸ばさないといけないと思っていました。その目標は達成できたので良かったです」。宮里は次週、米国女子ツアーがオープンウィークということもあり、地元沖縄で開催される国内女子ツアーの開幕戦「ダイキンオーキッドレディストーナメント」に出場する。2004年にプロ転向後の初優勝を果たした思い出の大会だ。
昨年、米ツアーから国内ツアーに復帰し、いきなり2連勝を果たした宮里だが、今回も日本のトーナメントであっさり勝ってしまうのか!?今週出場した他の日本勢の成績を見てしまうと、宮里が優勝する可能性が高いような気になる。