連日の60台をマークし、22位タイフィニッシュ!
米国女子ツアー第6戦「コロナモレリアチャンピオンシップ」も最終日を迎えた。2日目ノーボギー、3日目は60台をマークと、尻上がりに調子を上げてきている宮里。順位も着実に上げ、33位タイで迎えた最終日。さらなる上位進出を目指し、宮里藍はスタートホールの1番ティに立った。
この日はショットが好調な宮里は、2番パー4で2打目をピン側3メートルにつけ、早々とバーディ奪取。しかし、その後も1ピン近くのバーディチャンスに次々とつけるものの、ことごとくパットを外すもどかしい展開が続く。それでも9番パー4でこの日2つ目のバーディ。「3番で(バーディが)獲れていれば、もう少しいけたかな・・・」と振り返る宮里だったが、バックナインに入りっても好調を維持する。
10番、11番でほぼOKに近い完璧なバーディを続け、9番から3連続バーディ。後半のチャージを期待させたが、その後はパーセーブを続ける我慢の展開に。最終18番も1メートルのバーディパットを外し、パーフィニッシュとする。「最後が決まれば満足なラウンドだった」と悔しさをにじませたが、それでもこの日4バーディノーボギー。連日の60台をマークし、通算6アンダーの22位タイでホールアウトした。
「意識してバーディを取りに行ったのではなく、次、次…と切り捨てて、一打一打集中して取りにいけたのはよかったと思う」と、最終日のラウンドを評した宮里。日に日に内容が良くなっていっただけに、初日の出遅れが悔やまれる大会となった。しかし、「いいリズムで回れて、安定感のあるラウンドだったので、次につながると思います」と、次戦に向けての手ごたえをはっきりと掴んだ様子だった。
「パッティングに関しては尻上がりに良くなってきてはいますが、やはりチャンスで決められないことが多かったですね。それは前からの課題ではあるのですが、そこを直していかないと・・・。そこが直れば自信を持ってプレーできると思います。まだまだ練習が必要ですね」と、今季苦しみ続けているパットに触れた宮里。これらの反省を活かし、次週の「セムグループ選手権」ではさらなる上位進出を狙う。