2007年 セムグループ選手権

惜しいけど、一打一打丁寧にできた!4打差逆転の可能性もあり

2007/05/06 00:00

初日イーブンパーの22位タイとまずまずのスタートをきった宮里藍は、新調したパターのフィーリングをこの日も確認しながらのラウンドとなった。曇り空の下、前日午後から吹いた風よりもさらに強風となったが、初日と同じイーブンパーとスコアをまとめ、17位タイまで順位を浮上させた。

この日もショットは安定し随所でバーディチャンスを迎えた。1番、3番、5番と3メートル程度のパットは決められなかったが、6番で下り1.5メートルのパットを沈めスコアを1アンダーにした。

その後はチャンスこそ少なかったが、確実にパーを積み重ねた。「全体的に悪くはないので、今日もひとつのアプローチのミスだけ」と宮里が振り返るミスは、16番で花道からピンの上5メートルに乗せてしまったこと。下りのパーパットを6メートルほどオーバーさせてしまったが、返しのボギーパットを沈めこの日1バーディ、1ボギーという内容だった。ラウンド後、パターの調子を聞くと「思ったところに打てているので、後はもう少しラインを薄く読んでも良かったかなと思うところがあった。(今まで)フックフェースだったので、スライスは少し読みすぎ、・フックラインは開くという癖がまだあって、自分の中ではかなり薄く読んだけど・・・。確実に近くなっているので、明日は入ると思う」。

首位は初日と同じ4アンダー、宮里は4打差につけている。パッティングが決まりだしたら4打差などあってないようなもの。2日間、風にも耐えてきたが、最終日には予想される雨との戦いも待っている。フィーリングさえ会えば優勝争いに絡む可能性は大だ。

2007年 セムグループ選手権