首位と6打差の11位タイで決勝ラウンドに臨む!
今週開催されている「LPGAコーニングクラシック」初日、宮里藍は首位と4打差の4アンダースタートを切った。コースの距離が短いため、パワーヒッターの飛距離のアドバンテージは関係ない。ショットメーカーがビッグスコアを生み出せる本コースは、宮里にとって“勝機あり”と言っても過言ではないだろう。
晴天に見舞われた2日目。宮里は昨日の好調さをそのままに、快調にプレーを進める。1番、2番をパーセーブとすると、3番パー3のティショットを2メートルにつけてバーディ。続く4番パー4の第2打では、カップに直接入ろうかというベタピンショットで連続バーディ。さらに5番の距離のないパー5では、2オン、2パットと確実にバーディを奪い、3連続バーディをマークする。
しかし8番をボギーとしてしまうと、9番パー4でも2打目をバンカーに打ち込んでしまう。3打目をグリーンに乗せるも、ピン上5.5メートルの難しいパットが残った。連続ボギーの不安がよぎる中、これを何とかねじ込んでナイスパーセーブ。「このパーは大きかった。良い流れを止めたくなかったし、最後まで頑張れました」と、宮里もこの日のポイントに上げた渾身のパットだった。
バックナインに入ると、上空の雲行きが怪しくなる。迎えた12番パー5、宮里がティショットを放ったところで、雷雲の接近により中断に。しかし雨も降らず、約50分後には再開。ホール途中での中断でもリズムを崩すことなく、直後の2打目、3打目と正確なショットを見せ、この12番でもバーディを奪う。その後は14番をボギー、17番をバーディとし、この日5バーディ、2ボギーの「69」、通算7アンダーの11位タイでホールアウトした。
この日もスコアを伸ばしたものの、上位はスコアを伸ばしあう展開となり首位とは6打差と離された。「1日4~5(アンダー)を目標にしていたので、明日は5プラス3(アンダー)まで伸ばしていきたいですね」と、優勝に向けて高い目標を打ち出した宮里。「最終日に向けて、明日も気合を入れて臨みます!」と力強く締めた。