2007年 ギントリビュート

明日はアンダーパーが出る!4日間通算でのアンダーパーが目標!

2007/06/03 00:00

米国女子ツアー第12戦「ギントリビュート」に出場している宮里藍。大会3日目を終えて、次週のメジャー第2戦「全米女子プロ」に向けた最後の調整となるが、という記者からの質問が出たが、「とにかく明日は良いスコアが出せそうな気がする」とあくまでも藍らしい、目の前の目標に向かっていく姿勢を貫いた。

今大会初日に3オーバーの「75」と少し出遅れたが、2日目には「71」と少し挽回。残り2日間で2つずつでも伸ばしたいと話していたが、この日は終盤で躓くシーンがあった。スタートの1番でピン下5メートルのバーディパットを沈めると、3番パー5は2オンに成功しバーディ。11番もピン奥3メートルのラインをしっかり読みきり、この時点で3アンダーペース。

ところが12番でボギーを叩くと、13番では左ラフからの2打目がグリーン手前に密集する松に阻まれアンプレヤブル。このホールでダブルボギーを叩き、15番、16番でもパーパットが決まらず、後半だけで5ストロークも落としてしまった。

「ティショットが左右にブレましたね」と冷静に振り返る宮里は、「今日はグリーンが合わなかっただけです」と言い切った。16番パー5でのボギーは、70ヤードの3打目でグリーンを捕らえたが、予想以上にボールが跳ねピン奥15メートルからの3パットだった。

このままズルズルと後退しないのが宮里の良さだ。17番パー3ではピン下2メートルにピタリとつけ、さらに最終18番はピン奥6メートルをしっかり沈め連続バーディフィニッシュ。後半は天候も悪化し、悪い流れになったが自力でその流れを食い止め、この日イーブンパーの通算2オーバーで踏ん張っている。

「明日はアンダーパーを出します。通算でもアンダーにしたいですね」。確かに、後半の5オーバーがなければ、この日も5つ伸ばす内容だった。メジャー前哨戦ということよりも、一つひとつの課題をクリアして行く宮里らしいコメントに、日本のファンはひそか期待を膨らませている。「全米女子プロ」では昨年の3位タイを上回ることを。

2007年 ギントリビュート