藍、クラブセッティングを誤りスコアを伸ばせず
3日目は3連続ボギー発進からナイスカムバックを見せ、8位タイに浮上。「サイベースクラシック」最終日、前日の勢いを持続させて連日のチャージを狙いたい宮里藍は、キャディのミックと相談し、クラブセッティングを一部変更。「この3日間、パー5(の2打目)でオーバーすることが多かったので、今日は風が吹くとU3の距離になるのでは」と、5Wを抜いてU3を携えて臨んだ。
この日は風に加え、真冬並みの寒さがプレーヤーを苦しめ全体的に伸び悩む展開。宮里も寒さの影響からか、「前半はショットがぶれてしまい、チャンスを作ることができなかった」とスコアメイクに苦しむ。3番パー3ではティショットを手前に外し、1.5メートルのパーパットがカップに蹴られてボギー。6番パー4もティショットを右ラフに打ち込み、2メートルを外してボギーとする。さらに9番パー4では、2打目をU3で打つもののグリーンに届かずボギー。前半で3ストローク落として後半へ折り返す。
後半に入っても良い流れを呼び込むことができず、11番パー5では2打目をグリーン手前のクリークに打ち込むなどボギー。最終的にはバーディを1つも奪えず4ボギーでフィニッシュし、通算2アンダーの18位タイに後退して大会を終えた。結果的に、5Wを抜いたことに対し「ミスジャッジだった」と振り返る宮里。「前半の時点で5Wを使いたいところが多くて、(距離が届かず)グリーン手前に置いてアプローチ、というシーンが多かったです」。予想外の寒さにより全体的に飛距離が落ち、序盤から打ち立てたプランが崩れてしまった。
次戦は翌週開催の「LPGAコーニングクラシック」。「今日はアイアンのブレが多かったので、スイングプレーンぐらいですかね」と修正点を挙げた宮里。「コースは距離が短くて狭い、良いイメージ。来週もスコアの伸ばし合いになると思うので、しっかりそれに加わりたい」。調子自体は好調をキープしており、次戦にも高い期待が寄せられる。